毎日が給料日であれ

普通の会社のちょっと変な人の物語

都留文科大学みぃつけた

〜とある営業の一場面(ワンシーン)〜

お客さん「へぇ〜、出身はそこなんですね!じゃあ大学は○○ですか??」

ぼく「あっ、大学は山梨の都留文科大学で、」

お客さん「え? なんて?? もっかい???」

 

入社してこれを何回やったか覚えてない。先輩にも上司にも客にもこの会話をした。1割の人は「あぁ〜!教員養成の!!」と言ってくれるが、次にくるのは「先生にならなかったんだ〜〜」だ。なんて民間に弱い大学なんだ。

念の為弁明するが、僕は別に在学時代のように母校をディスりたいわけじゃない。むしろこっから話題が広がるから営業としては助かっている。ただ偏差値に比べて民間企業への知名度があまりにも低い。仮に僕が役所行ってたら「あー!ツルブン!!」と言われたのだろうか??

 

と、ここまで疑問に思って就職実績を見てみる。まさか母校のホームページを再び開くとは思わなかった。

なんか分かりにくいところに小さく実績が載ってた。ご丁寧に学生側から報告があったものは全部掲載してそうだ。

「う〜〜〜ん。なるほど〜〜〜〜〜〜〜。。」

唸る実績である。偏差値と就職実績にはある程度相関があると思ってたが、しっかりそれに反抗してそう。さすがの教員養成かつ左に少し戸惑ってる大学だ。仲良しの高崎経済大学を見ると余計にそう感じる。

 

在学時代を思い出せば、夏インターン期間に就活してる人なんか聞かなかったし、冬インターン期ですらチラホラいたくらい。

真面目に面接準備する人、公務員の勉強する人、「公務員志望」を自称し後輩にテキスト販売する人、もはや留年確定の人、4年4月から本気出そうとする人、学業の道を歩む人、そもそも社会に興味が無い人、同じ3年でもさながら人種のサラダボウルだった。

かく言う僕も「日本は新卒至上主義が強すぎるため、学習環境が整わず人生の選択肢が狭まり云々……」というレポートを書きながら、インターンに勤しんでた気がする。就活もTMNGの講義も本当に楽しかった。

(まあそれはそれとして働くなら就活は真面目にやった方がいい。生涯賃金と休暇増えるし。)

 

そんなことを思い出しながら実績を眺めてると今年の比較文化学科に見覚えのある某中堅ゼネコンが目に入った。ちなみにちょっとばかり関わりがある会社だ。

「えっ、あの校風(ムーミン谷)からゼネコン排出するのか!!」と驚きと感動を覚えた。民間は小売か福祉の方面に強いとばかり思ってた。

 

もしかしたら初めて仕事で母校の人と会えるのではと嬉しくなった。社内唯一の都留文科大学出身として社会に出て早1年、お客さんと石井や松鶴、立て看板の話ができると思うと会社に行くのが1.5倍増しで楽しくなった気がした。

 

で、ヒアリングしたらその会社は新入社員の学歴を公開してないらしい。いい会社じゃないか、それなら僕もお隣の都立大あたりで学歴を誤魔化せただろうに。

ので、僕は探してます。今年からゼネコンで働いてる比較文化学科のキミ。

ついでに期待してます。うちに入ってくる後輩も。都留文科大学閥をつくろう。

 

そんなわけで夏休みで暇だったので書きました。コンビニできたり本屋潰れたりしても、なんだかんだ変わらない日々なんだろうなって。

 

では、また。

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